Teaching Method/教授法

Football English Session (FES)の理論的素地となっている指導理論についてお話させていただきます。

その指導理論とは、ジャンルベースアプローチ(GBA)と呼ばれています。
名前は難しそうですが、実は中学校、高校と習ってきた英文法と非常に関連性があります。

日本での英語の授業は、「仮定法」、「過去形」、「助動詞」というようにまずは"部品"から学びます。

すなわち、今までみなさんが中学校・高校で習ってきた(日本で教えられてきた)知識は、いわば完成品を意識しない“部品”です。

車の組み立てに例えると、タイヤ、ハンドル、ミラー、ボンネットなど各部品を作る作業をしてきました。

ところが、それが“何のため”の部品なのかを知らなかったため、部品を作ったはいいけど、放置されている状態です。だから、使えないのです。

これからは、それらの部品を使って、しっかり作品を組み立てましょう。

GBAは、そのためのツールです。まずは、自分が作りたい物をしっかり意識すること。フェラーリを作るのか、BMWを作るのか。それによって、使う部品が異なるのですから。

英語も一緒で、自分が作りたい(目指したい)ものをはっきりさせること。大学のレポートに必要なのか、留学のためのエッセーなのか、それともサッカーコーチングに必要なのか。


つまり、「目的」をしっかり決めてから、実際に英語を書いたり、話したりする必要があるのです。目的が決まるから、文章のストラクチャーが決まり、使う文法が決まってきます。

FESでは、「サッカーコーチング」を目的に置き、どのような文法や語彙を使うのかという点に注目し、学習をしていきます。

例えば、プロのGKコーチの指導言語を分析すると以下のリンク先のような特徴が浮かび上がってきます。


よく、「日本人は、10年以上も英語を勉強するのに、英語が下手だ」と言われます。

それは、使い方を知らなかっただけですから、これからはどんどん使い方を覚えて、アウトプットしていきましょう。

みなさんが学校で習った英語の知識は決してムダではないのですから。




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